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日本に伝わる年中行事をを未来に残す手立ての一つとして、中川政七商店が初めて開発した親子向けの体験キット『季節のしつらい便』。供え物や家の飾り付けなどによって家族の健康や幸せを祈願してきた数々の風習を子どもにも分かりやすく伝えるというもので、年間で七つの行事にまつわるキットの販売を予定している。
8月には、第1弾となる『お月見』を販売。10月13日(火)からは第2弾の『クリスマス』、そして10月27日(火)からは第3弾の『お正月』の発売が予定されている。『お正月』は、2021年の干支「丑」にちなんで、自分自身で赤べこに絵付けができるという内容のキット。中川政七商店の直営店とオンラインショップで販売される。
同キットに入っているのは、真っ白な張子、作者のサインなどを入れられる木札、完成した赤べこの下に敷く敷布、オリジナルの小冊子。行事の由来などを解説する小冊子は、子どもに分かりやすいようイラストや写真も多く入っているそうだ。
赤べこは、福島県の柳津町にある円蔵寺を建設した際、難工事を助けたといわれる赤牛の伝説にちなむ張子の牛。子どもの守り神としても慕われており、ちょんと頭をつつくと、ゆらりと首を振るのが愛らしい。
『季節のしつらい便』は、親子で体験できるキットとして販売されているが、自宅で手軽に赤べこの絵付け体験ができる『お正月』のキットは、大人一人でも思わず夢中になってしまうはず。また、絵付けをすることや同封されている小冊子を通して、改めて学ぶことも多いだろう。2021年のお正月に向け、この機会に自分だけの赤べこを作ってみよう。
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