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2020年版『Asia’s 50 Best Bars』でアジア9位に選出された世界でも指折りのバー、エスジー クラブ(The SG Club)も運営するSG Groupが、国内2店舗目となる新店、ザ・ベルウッド(The Bellwood)を渋谷区宇田川町にオープン。現在は、ソフト営業中(営業時間などはInstagramをチェック)で、グランドオープンは2020年6月20日(土)となる。
同店は、スコッチウイスキー『シーバスリーガル』が主催したカクテルコンペティション『THE CHIVAS MASTERS 2017』の世界チャンピオンで、SG Groupのグループマネージャーを5年間務めた鈴⽊敦(すずき・あつし)の初プロデュースバー。100年前の東京で流行した「大正モダンな特殊喫茶(カフェー)」を現代のカクテルバーとして表現しており、古き良きものの進化を追求した一軒になっている。大正モダンと現代の融合を感じられる店内のデザインは、ザ ホールデザイン(The Wholedesign)の杉⼭敦彦が担当した。
店は朝の9時から24時(金・土曜は26時)までのオープン。フロントバーでは、オールデイで楽しめるカクテルをはじめ、コーヒーや日本茶といったノンアルコールドリンク、渋谷にある人気イタリアン、コーネル(Konel)の菊池隆樹が監修したフードなどを提供する。
カクテルは、カンパリをベースにしたスプモーニ好きの鈴木が、最強のスプモーニを作ろうと生み出した『超もおに(SUPERMONI)』や、「銀座でブラジルコーヒーを飲むこと」を意味する「銀ブラ」から着想を得て作られたという『宇田ブラ』(ラムをベースにしたカクテル。ブラジルコーヒーを使っており最後のシメにもぴったりな一杯)など、そのユニークさと種類の豊富さが魅力。
フードメニューは『トリュフタマゴサンド』や『イカ墨ナポリタン』『おかき揚げサラダ』など、朝、昼、夜と、その時間帯に合わせたものを提供している。
今後、店の奥の小部屋には、カジュアルなカクテルペアリングを体験できるバーも設けるとのこと。こちらは現在準備中なので、どのような空間に仕上がるのか楽しみだ。
明治末期頃の東京から始まり、⼤正期には全国に普及したという「カフェー」は、アルコールと料理を楽しめるバーとして、当時のハイカラ好きな芸術家や⽂化⼈たちの社交場だったそう。グランドオープン前から話題の鈴⽊が手がける同店も、きっとさまざまな人が集う社交場になっていくことだろう。
また、こちらでは現在、鈴木がカクテルにまつわるエピソードやレシピを紹介中。カクテルを作る音にフォーカスが当てられているので、ぜひヘッドホンやイヤホンを付けて楽しんでほしい。
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