[title]
トスカーナへの旅行やイタリアの島々での日光浴は、この夏の予定に再び加わるかもしれない。イタリアは、新型コロナの危機で最も深刻な被害を受けた国の一つだったが、国外からの観光客などの受け入れを公式に再開した。
イタリアの首相、ジュゼッペ・コンテが先月表明していた通り、6月3日から、イタリアへの入国、イタリアからの出国、制限のあった国内の地域をまたいだ移動が可能になった。EU諸国(英国を含む)とシェンゲン圏からの旅行者は、14日間の検疫を受けることなくイタリアに入国できる。初期段階では、国際線はミラノ、ローマ、ナポリの主要空港のみの運行となる。
イタリアは観光産業の再開に意欲的だ。シチリア島は今年、島を訪れる人に旅行補助金を支給するキャンペーンを発表。3月初めから厳重な封鎖状態にあった街も、徐々に日常を取り戻している。商店、レストラン、礼拝所、文化施設は5月18日から再開。社会的距離を確保するため、いくつかの美術館や博物館には新しい技術が導入された。新しい衛生管理基準は日常生活で受け入れられようとしている。しかし、ベネチアのランドマークの一つ、ハリーズバー(Harry’s Bar)など、基準が変わらない限り再開しないと決めているヴェニューもいくつかある。
現在のところ、イタリアはEU域外からの入国は認めていない。欧州連合の国境は、少なくとも6月15日(月)までは再開される予定はない。また、EU域内でさえ、多くの国の市民はいまだに政府による海外旅行の制限に直面している。
それでも、本物のナポリピッツァとイタリアンジェラートが我々を待っていることが知れただけでもうれしい。もうすぐ、イタリアを訪れることができるのだ。
多くの国では、不必要な外国への渡航には注意を促している。帰国した国民を含めた、全ての海外渡航者を隔離している国もある。旅行について考える前に、関連する全ての制限を確認するようにしよう。
関連記事
『旅行中の感染には補償付き、キプロスが6月から観光客を受け入れ』