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アメリカで今、個人情報の不正取得、クレジットカードの不正利用を目的に作られた、新型コロナウイルスの偽検査所が出現している。こんな注意喚起があるとは思ってもみなかったが、事実だ。
アメリカ連邦取引委員会の消費者向け情報ウェブサイトでは、「偽検査所の看板やテント、防護服などはまるで本物。本物そっくりの検査が施されている場合もある」と報告。個人情報の持ち去りだけでなく、こうした場所で起きている衛生関連の問題について、「偽検査所は消毒手順に従っていないので、ウイルスの拡散も起きます。最悪なのは、訪れる人々に対して、衛生対策を行っていないことだ」と警告している。
委員会ではさらに一歩進んで、本物の検査所を特定するためのヒントも提供。そもそも、ウイルスに感染した全ての人が、必ずしも検査を受ける必要があるわけではない。検査所へ向かう前、疾病予防管理センター(CDC)のセルフチェッカーを実行し、必要であればかかりつけの医師に相談するように促している。
検査を受けることを選択した場合は、ドライブしているときに見つけた検査所へ行くのではなく、医師から紹介された検査所、州または地域の保健局のウェブサイトで確認した検査所を選ぶのがベスト。それでも、訪れた検査所が怪しいと思った場合は、遠慮なく地元の警察に連絡することも推奨されている。最悪の場合は、被害を阻止する手助けにもなるからだ。
言うまでもないが、アメリカで新型コロナウイルスの検査を受ける場合は、とにかく気をつけよう。
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