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新型コロナウイルス感染症の世界的流行のなか、日本は海外旅行を再開する方向に進みつつあるようだ。観光客はいまだに容認されていないものの、日本在住の外国人留学生やアジアやほかの地域のトラベルバブルの対象者は入国が認可され始めている。最近では、中長期滞在予定の外国人も2020年10月1日(木)には入国を認められるのではないかとの予測もある。しかし、ほとんどの国は依然として、日本からの出国72時間前にはPCR検査を義務付けているのが実情だ。
こうした事態をより簡素化するため、日本政府は出国前に医療機関でPCR検査を予約できる旅行者向けのウェブサイトを開設することを計画している。「TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルスセンター)」と名付けられたこのウェブサイトは、現在のところ、ビジネス向けの出張者と東京2020オリンピックに出場予定者を含むスポーツ選手のみを対象としている。これ以上の情報はないが、当該サイトは、出張者に対して認可されるであろうアジアの7地域とのトラベルバブルでも活用されると思われる。短期出張者の入国を許可するトラベルバブルを締結した、シンガポールも 同様であろう。
TeCOTでは、医療機関でのPCR検査の予約方法や料金の詳細が案内されることになる。また、医療機関は陰性結果の証明書を発行してくれるが、政府は2021年3月末までに利用可能となる証明書発行のための独立したアプリの開発を模索している。
TeCOTは10月には開設の見通しなので、今後も随時情報を更新していく。
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