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新型コロナウイルスの予防対策はこれからも続くが、手の消毒やマスクの着用、ソーシャルディスタンスの次は、何が来るだろう。
博報堂プロダクツは、2020年7⽉8⽇(土)から新製品『触れずに触れられる、エアータッチパネル』の提供を始めた。まるでSF映画に出てきそうなこのデバイスは、空中にホログラフィックディスプレイを映し出し、通常のタッチスクリーンと同じように操作することができる。この技術は、物理的な接触を必要としないため、新型コロナウイルスの接触感染のリスクを軽減することが可能だ。
エアタッチパネルは、情報通信研究機構発のベンチャー企業、パリティ・イノベーションズによって開発された『パリティミラー300』が使われている。『パリティミラー300』は、どの角度から見ても立体的な画像を空中に投影するという優れた光学技術によって発明されたものだ。空間に浮かび上がっているホログラムに指先が触れると、手や指の動きを追跡するモーションセンサが反応する。
この技術は、あらゆるものにタッチスクリーンが搭載されるようになった日本において、多くの企業にとって画期的な技術となる可能性がある。エアタッチパネルは当初、娯楽目的で開発されていた。しかし現在も進行しているパンデミックの影響で、企業はこの技術をより多くの用途で利用できるようにすることに重点を置くようになった。
『触れずに触れられる、エアータッチパネル』は、図書館や書店の検索パネル、病院や公共施設での受付や発券端末、飲⾷店のメニュー端末などに利用される予定だ。出かけ先にはすでに設置されているかもしれないので、確認してみてほしい。
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