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アメリカ、ミネソタ州にあるクリストファー・コロンブスの像を撤去し、同州出身である歌手のプリンスの像と入れ替えよう呼びかけるオンライン署名運動が1万人以上の賛同を集めている。
嘆願書にはこうある。「以下に署名する我々は、コロンブスがミネソタ人の持つ価値観を表しているとは信じていない。黒人や先住民を抹殺したいと思っていた男を賛美するよりも、インスピレーションを与えてくれた地域の英雄をたたえるべきだ」
この署名キャンペーンは2017年に始まったものだが、ミネアポリスでジョージ・フロイドが亡くなった後に再び始動。嘆願書は「コロンブス像をミネソタの黒人と先住民コミュニティーを代表する人の像に置き換えることを求める」と締めくくられている。
この求めは、全米で広がる南軍記念像の撤去を求める運動に追随したもの。白人至上主義の象徴とされるこれらの像は、すでにフロリダ州ジャクソンビル、バージニア州リッチモンド、アラバマ州モンゴメリーなどで、像の設置に反対する人々によって破壊されたり、公式に撤去されている。
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