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モントリオールが、さらに安全に移動しやすい街になる。5月中旬、同市は総延長327キロメートルに及ぶ歩行者と自転車の専用道をこの夏までに追加整備することを発表した。
6月の初めから始まり、二つの段階を踏んで実施される。市はプレスリリースで、「モントリオール市はサン=ローラン通り、サン=ドニ通り、クリストフ・コロンブ通り、モン=ロワイヤル通り、ブル=ド=グイン通りの再開発に着手し、モン=ロワイヤル通り、メゾヌーブ通り、ジャリー通り、フレデリック=バック通り、ニル=ド=ラ=ビジテーション通りを結ぶ61キロメートルと五つの歩行者、自転車専用道を建設する。モンロワイヤル通りは最初の段階で歩行者になるだろう」と発表。
これらの新設または仮設で構築される徒歩と自転車で街を移動するための広域の交通網は、アクティブ・セーフティー・レーンズ(active safety lanes)または、SATC(Safe Active Transportation Circuit)と呼ばれる。SATCは、モントリオールの緑地や商業が盛んな大通りとつながることで、地元店やレストランなどへのアクセスを向上させ、経済を活性化する。また、人や自転車が利用できる十分な道幅を確保するために、車の利用も制限される。
モントリオール市長のバレリー・プランテは、計画を発表した日のTwitterへの投稿で「今年の夏、SATCの導入で、モントリオールが安全で楽しい都市へと変わります。誰もが社会的距離を尊重しながら移動し、自分たちの街を再発見し、ローカルビジネスを励ますことができるでしょう」と意気込みを語っている。
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