[title]
外出自粛が長引く生活の中、日々たゆまぬ稽古を重ねるダンサーたちはどうしているのだろうか。現在ダンサーの間で、ある伝説的なバレエダンサー自身による、Instagramアカウントでのレッスン配信が話題に上っている。
ウクライナ出身のウラジミール・マラーホフは、稀代のバレエダンサーだ。複数のバレエ団でプリンシパルを務めた後、ベルリン国立バレエ団の芸術監督に就任、2014年には、東京バレエ団のアーティスティックアドバイザーに就任したことも記憶に新しく、日本にもたくさんのファンを抱えている。そんなマラーホフが、自らのInstagramでレッスンの配信を始めたことで、ファンは歓喜。またファンだけでなく、その指導を受けられることから外出自粛中のダンサーや、ダンサーを志す人々の励みとなっているという。
この投稿をInstagramで見る
レッスンは現在、毎週月曜、火曜、木曜、土曜の日本時間20時ごろ(ベルリン現地時間は13時)に配信されている。内容は基礎に忠実なバーレッスンから、室内でもできるセンターレッスンを40分ほど。基礎的な内容ではあるが、しっかり鍛えられた体とテクニックが要されるため、筆者はついていくだけでも精一杯であった。
そのほか不定期でスターダンサーをゲストに招いての中継もあり、最新の予定は2020年4月22日(水)の19時から。また2020年4月25日(土)の18時からは日本に向けたスペシャルなライブ配信を予定しており、内容やゲストにも期待が高まる。ちなみに配信は時間終了後もストーリーに保存されており、24時間は視聴できるため、見逃したあなたも安心だ。
ほかにもマーサ・グレアム・ダンスカンパニーでは所属ダンサーたちによる日替わりレッスン、スターダンサーズ・バレエ団では平日朝10時からジュニアカンパニークラスに向けたレッスンを、それぞれストーリーで配信している。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
スター・ダンサーズバレエ団はスポット寄付の窓口を設置中
稽古に出られないダンサー達はもちろんのこと、体を動かしたい人もこの機会に自宅でバレエレッスンを始めてみるのはいかがだろうか(くれぐれも怪我をしない様、ストレッチは念入りに)。
またバレエ以外にも、バットシェバ舞踏団のオハッド・ナハリンが腰を痛めた際のリハビリテーションとして生み出したGaga Classes Onlineなど、コンテンポラリーダンスのレッスンもオンライン上で行われている。さまざまなジャンルのダンスを試してみるのもいいだろう。
関連記事