※2024年8月1日オープン
アナログなサウンドシステムやベテランのDJにより、クラブ本来の魅力を感じることができる場であった「青山ゼロ」が6月に惜しまれつつも閉店。その跡地に、ゼロで大切にしてきた意思を引き継ぎながらも、より新しいカルチャー発見をできる場として「ナム(NUMM)」がオープンした。
木に囲まれた温かい雰囲気は変わらぬまま、以前は白かったバー前の壁などは深い青色に塗られ、「一人でもくつろげるように」という工夫が施されている。ドリンクも質にこだわり、クラフトビールやメルカル、テキーラ、ナチュラルワインなども取り入れた。
昼間はカフェ営業に加え、ギャラリーとして彫刻やインスタレーションアートなどの展示・販売も行う予定。初回は、月の光のみを利用して撮影した写真の展示「dark side of the moon」などを行う写真家の三浦太輔による展示が開催される。
青山ゼロの計算された部屋づくりによって、低音から高音まで解像度の高い音を楽しめる音響環境を活かし、今後はより幅広いジャンルの音楽を聴ける場となるだろう。「ここでしか鳴らない音」にこだわった奥行きのある音響は、耳だけでなく全身で体感してほしい。