蒲田駅西口、バーボンロードの近くにあるジャズバー。ジャズ喫茶が全盛期だった1975年にオープンした、屋根裏の隠れ家のような場所だ。チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)好きな店主が、当時漢字4文字の喫茶店がなかったことと、彼の楽曲から「直立猿人」と名付けた。
厳格なジャズバーというよりは、カジュアルに酒やコーヒーを飲みながらリラックスして音楽を楽しめる店だ。2015年に店主が引退し、新マスターがこの歴史を引き継いだ。常連客が多く、入り口は入りにくそうな雰囲気だが、積み重ねられた歴史が残る貴重な場として思い切って足を踏み入れてほしい。
カバーチャージなどはなく、アルコール類は良心的な価格で、年に数回ジャズのライブも行われている。
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