※2020年6月26日閉店(オンライン販売のみ継続)
本郷の東京大学近くにある輸入文具店。ドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の、色鮮やかな文具や紙製品がぎっしりと詰まった店内は、好奇心をくすぐって止まない宝箱のようだ。店名は「文房具の小さな輪」を意味する「a small circle of stationery」の頭文字を取ったもの。1990年代のある日、音楽雑誌の読者欄に「文房具を売ります」と広告を載せたことに端を発し、その輪が広がって開店を迎えたという同店の誕生秘話に由来する。オープンから15年目を迎えた今も、まだ見ぬ文具を探して、ヨーロッパに足を運び続けているという店主のセレクトは、新製品からデッドストックまで幅広い。『Schneider』のペン、『Herlitz』のノート、『Gollnow Paper Creations』の立体動物カードなど、いちおしの「Made in Germany」製品のほか、オリジナルのシールやレターセット、店主が描いたキャラクターのグッズも人気だ。文具への愛と歓びに満ちた店舗空間は、個人店での買い物の楽しさを思い出させてくれる。