日本橋兜町を金融街から感度の高いカルチャースポットへと変貌させた立役者の一人、大山恵介によるパティスリー。
1,000円ほどのケーキは抜群のおいしさ。アマゾンカカオのガナッシュを忍ばせ、京都のアラビカ豆でエスプレッソを1杯ずつ抽出して作られた香り高いティラミスも人気だ。食材の変わった組み合わせに注目されがちだが、必要だから入れているだけだと大山は話す。
例えばショートケーキに入れるワサビは辛くしたいわけではなく、清涼感が入ることで生クリームのミルキーさがより感じられるから入れる。探究心と発想力には驚くばかりだ。知っていると誰かに自慢したくなる店だろう。