明るい光が差し込む「ケーオーゴーニータカオ(KO52 TAKAO)」最上階の5階には、国内では希少な観葉植物や、目を引く生花に彩られた空間が広がる。ここ「ル・ニ(le nid)」はフラワーデザイナーと、ランドスケープデザイナーである姉弟が手がける花と緑の専門店だ。
店内でひときわ存在感を放つ大きなオブジェは、鳥の巣をイメージしてアレンジメントを施したもの。店名の「le nid」はフランス語で鳥の巣を意味し、鳥が仲間を呼んで巣を作るように、姉弟が2人一緒になってもの作りをし、そこから新しいものが生まれ巣立っていくようにという意味が込められている。
鉢に仕立てられた植物や、買った花をすぐに飾れるような花瓶とのセット提案、オーダーメイドでの注文が多いという同店では、花瓶などを持参し、直接花を生けてもらいそのまま持ち帰るお客も少なくない。
さまざまな角度で植物の魅力を伝えられたらと、淡路島の畑で育ったハーブを使って作られたアロマオイルや、効能別にブレンドされたオーガニックハーブティー、植物由来のプロダクトも販売されている。
デザイナーならではの高感度な視点でプロデュースされた商品は、贈り物や特別なシーン、また日常のささやかな彩りをもたらすに違いない。ぜひ足を運んでみてほしい。