谷根千エリアの外れ、不忍通りと道灌山(どうかんやま)通りが交差するT字路近くに家具と雑貨を扱うリサイクルショップがオープンした。従来の価値観や流行に左右されることなく、お気に入りを見つけて身に着けて、長く楽しもうという「チープ・シック」のライフスタイルをインテリアに取り入れている。
店内には、国内各地のリサイクルショップなどを探して賄う国籍や年代不問の品々が並ぶ。ビームス(BEAMS)やエストネーション(ESTNATION)でレイアウトと商品構成を担当し、今も第一線で活躍する店主の高島大輔とシップス(SHIPS)でバイヤーを務める中山良子が夫婦で営んでおり、そのセレクトセンスは抜群だ。
正面奥の壁面を鮮やかなピンクに塗りつぶし絶妙な差し色に仕立てた店内に、アクリル素材の棚と時代物の木製ショーケースが違和感なく並び、食器類を色ごとにまとめて分散して展示するなど、センスを駆使して明るくヌケのいい空間を作り出している。
リサイクルであるゆえに値段が手頃なのもうれしい。一期一会の商品との出合いを楽しんでみては。
※営業時間は9月末までのサマータイム導入時の時間(2024年7月25日)