白金台駅から徒歩10分ほどのところにある日本の工芸品を取り扱う店、雨晴。もてなすための「しつらえ」をイメージして空間をデザインしており、スタイリッシュで凛(りん)とした店構えだ。陶器、磁器、ガラス、木工品、漆器、鋳物や金工、硯(すずり)の石など、アイテム数は約600種類。数千円で購入できるものから何十万円もするものまで、幅広い器やオブジェを取りそろえている。
店の手前側のスペースでは、月に一度、個展や趣向を凝らしたイベントも開催。奥のスペースでは、個展の時も常に常設エリアとして、その季節に使いたくなるような器やカトラリーなどを販売している。
商品のセレクトで気をつけていることは、同じ素材でも、異素材でも、お互いに組み合わせて使えるようなものをラインアップしていること。例えば、違う作家の器同士でもしっくりきたり、この器に合わせたいと思うような箸が販売されていたり......。店にある商品は、どれを組み合わせても相性抜群だから不思議である。