渋谷ヒカリエ地下の東横のれん街にあるせんべいの専門店。「せんべいという日本の食文化を若い世代にも伝えたい」とのコンセプトで、和菓子の老舗メーカーの松﨑煎餅が2020年4月に立ち上げた新ブランドだ。
同店で販売するせんべいは全部で8種類。『しょうゆ』『ざらめ』『カレー』『ソース』の4種のフレーバーがあり、それぞれ『ぬれ煎餅』と『しみ煎餅』を展開する。
ポップでカラフルなパッケージが目を引くが、せんべい自体も美味。しょうゆやざらめ味は定番だが、通常の伝統的なせんべいと比べてさっぱりした味で、続けて食べても飽きない。カレーやソース味は濃厚でパンチがあり、ビールやハイボールなどいろいろな酒と合う。
「せんべいってこんなに奥が深いのか」と感じるだろう。コーヒーや緑茶のほか、好みの酒と合わせてぜひ。
テキスト:浅野陽子(フードライター)