山種美術館

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  • 広尾
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タイムアウトレビュー

1966年に日本初の日本画専門の美術館として、日本橋兜町に設立された。近代・現代の日本画を中心に、1800点以上の日本画を所蔵している。

リニューアルによって、旧館のおよそ2倍のスペースを持つ企画展示室と常設展示室が地下1階に設置。企画展示室には、総長92.5メートルの可動式展示壁面があり、大型作品の展示が可能になった。

1階には、ミュージアムカフェ「カフェ 椿」がオープン。青山の老舗菓子店「菊屋」によるオリジナル和菓子と抹茶のセットが楽しめる。気鋭のパテシィエ、本間淳が手がけた米を使ったオリジナルスイーツと、オーガニックコーヒーのセットもおすすめだ。

詳細

住所
東京都渋谷区広尾3-12-36
Tokyo
アクセス
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ日比谷線『恵比寿』駅(西口・出口2)徒歩約10分
営業時間
10〜17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

特別展 没後50年記念 福田平八郎×琳派

「山種美術館」で、日本画家の福田平八郎(1892〜1974年)の没後50年を記念し、画業をたどる特別展を開催。 初期から晩年に至る名品の数々を一堂に会するのと同時に、福田に影響を与えた古典として、琳派の良品も並ぶ。 福田は、大正期に徹底した観察にこだわった写実的な作品を制作していたが、昭和期には単純な色面と豪快な構図による独自の作風を確立した。本展では、写実の極みである大正期の代表作『牡丹』から、造形の特徴を見事に捉えたタケノコと装飾的なタケの葉が融合した『筍』などを公開する。 琳派からは、伝 俵屋宗達の『槙楓図』をはじめ、酒井抱一の『秋草鶉図』【重要美術品】、鈴木其一の『四季花鳥図』などの優品が勢揃いする。 自身の表現手法を「写実を基本にした装飾画」と語った福田の作品と、意匠性に富んだ琳派が交わる特別な空間に足を運んでほしい。 ※10~17時 (入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,400円、学生1,100円、中学生以下無料 ※所蔵先表記のない作品は、すべて山種美術館蔵。

【特別展】HAPPYな日本美術 ―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―

「山種美術館」で、長寿や子宝、富や繁栄など、人々の願いが込められた美術に焦点を当てた特別展「HAPPYな日本美術 ―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―」が開催。古墳時代から近代・現代まで、幅広いテーマの「HAPPY感」にあふれた日本美術を展示する。 会場では、七福神と唐子の生き生きとした表情が楽しい狩野常信の『七福神図』や、富士山の堂々たる姿を描いた横山大観の『心神』など、吉祥画題の優品が並ぶ。 また、狩猟の成功を象徴するような『埴輪(猪を抱える猟師)』(個人蔵)、極楽浄土に住むという鳥『迦陵頻伽像』(個人蔵)など、貴重なはにわや迦陵頻伽(かりょうびんが)も登場。伊藤若冲による素朴で愛らしい風情の『伏見人形図』や、カエルの表情がユーモラスな柴田是真の『墨林筆哥』など、思わず笑みがこぼれる作品にも注目だ。 おめでたい作品が大集合の本展を見れば、心がハッピーになるだろう。 ※所蔵表記のない作品は全て山種美術館所蔵 ※10~17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(1月13日・2月24日は開館)1月14日、12月29日〜1月2日/料金は1,400円、【冬の学割】大・高校生500円、中学生以下無料(添乗者の同伴が必要)
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