イラストレーターやグラフィックデザイナーとして有名な和田誠の偉大な業績を振り返る大規模展が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催。本展では、「似顔絵」や「パロディ」など、和田の仕事に関連する約30個のトピックスを用意。書籍、原画、ポスターを含む約2800点の展示品とともに、幅広い制作活動の全貌を一挙に紹介する。
40年以上担当した『週刊文春』の表紙、2000号分を集めたコレクションにはぜひ注目してほしい。表紙の原画や色指定紙、モチーフとなったオブジェと一緒に味わおう。脚本、絵コンテなどの資料から、映画監督としての一面を深く探ることもできる。学生時代に描いたポスターや活動初期のアニメーションといった貴重な作品は絶対に見逃せない。
膨大な展示が並ぶ本展で、和田の遺した多彩な仕事に触れてみては。