現実や虚構の織り成す構造をテーマにした展覧会が「銀座メゾンエルメス フォーラム」で開催。参加アーティストは、クリスチャン・ヒダカ(Christian Hidaka)とタケシ・ムラタ(Takeshi Murata)の2人だ。
「訪問者」とは、同じDNAを持ちながらも、日本を拠点とする「ジャパン・ローカル」とは違う視点からアプローチをしてくる彼らのことであり、またそこを訪れる私たちのことを意味する。劇場や建築、西洋絵画史への強い関心を絵画で表現するヒダカは、パブロ・ピカソの「アルルカン」やルネサンス期のディテールを用い時空を超えた世界を描く作品を出展。
グリッジ・アートの先駆者として知られるムラタは、最新の技術を使いメタ世界の中でバスケットボールをする「ラリー」という犬の映像作品を制作した。2人のアーティストたちが生み出す異次元のリアリティを旅しに出かけよう。