ゴッホと静物画をテーマにした企画展が、新宿の「SOMPO美術館」で開催。同館は、世界で現存する6点の「ひまわり」のうち1点を所蔵している珍しい美術館でもある。展示では「アイリス」など、国内外から集められたゴッホの油彩画25点が並ぶほか、モネやルノワール、セザンヌ、シャガールなどの静物画とともに作品を紹介する。
ゴッホが生まれ育ったオランダは、17世紀に静物画が西洋美術史の新たなジャンルとして確立していった地でもある。本展では独学で絵画を描き始めたゴッホが、先人たちの作品から何を学び、自らの作品にどう反映させ、次世代の画家たちへ何をつないでいったのか、20世紀初頭にかけての静物画の展開とともに探る。
また、ゴッホやそのほかの画家たちが描いた「ひまわり」に焦点を当てたコーナーも設置。なぜ彼らがヒマワリを描いたのかも紹介していく。なお、チケットは日時指定予約制のため公式ウェブサイトで確認してほしい。(2023年10月上旬頃、情報掲載予定)