自分の中に眠る旅への願望について再考する展覧会が「東京都庭園美術館」で開催。コロナ禍を経て「旅とは何か」を再考するための旅のアンソロジーとなる本展は、同館の本館建築の出発点となった1920年代の朝香宮夫妻のパリ旅行を手がかりに、100年前の旅風景を美術工芸品と資料によって描き出す。
個人コレクターが集めた鉄道資料蒐集をいわば想像の中での旅と見立て特集し、最終章では現代アーティストたちの作品を通し彼ら独自の視点で語られる旅から、新たなる旅路へのきっかけを受け取る。参加アーティストは、相川勝、栗田宏一、さわひらき、福田尚代、宮永愛子、evala、髙田賢三、カッサンドルら。
他者の旅を通じて、追体験ができるアートトリップに出かけてみては。