2023年7月に第1回を迎えた国際アートフェア「Tokyo Gendai(東京現代)」。第2回の今年も、横浜・みなとみらいの「パシフィコ横浜」で開催する。
2024年は、「麻布台ヒルズ」についにオープンする「ペースギャラリー(Pace Gallery)」など、世界18カ国から70のギャラリーが参加。全ギャラリーの詳細は公式ウェブサイトで確認できる。
会場は、ギャラリーの代表作家によるクオリティーの高い展示「Galleries(ギャラリーズ)」、新人または中堅のアーティストの作品を展示する「Hana 'Flower'」、著名な作家または歴史的に重要なアーティストを特集する「Eda 'Branch'」といった3つのセクターに分かれてレイアウトされる。
Galleriesでは、アーティストであり映画監督でもあるアメリカ人、ロバート・ロンゴ(Robert Longo)の個展をはじめ、国内外の主要ギャラリー作品を紹介。Hanaは、キャリアの初期または中期にあるアーティストの個展や2人展を、24のギャラリーで開催するセクターだ。
日本にとって重要なシンボルを探求するイギリス人アーティストのソフィー・バーバー(Sophie Barber)をロンドンの「アリソン・ジャック(Alison Jacques)」が展示、また、東京のギャラリー「アノマリー(Anomaly)」での生命と自然の関係をテーマにした2人の日本人アーティスト、淺井裕介と田中圭介らの作品に期待が高まる。
Eda 'Branch'セクターは、アジアの歴史的に重要な人物を中心とした単独または複数のアーティストのプレゼンテーションに特化し、8つのギャラリーが参加する。ソウルの「PYOギャラリー」は韓国の画家、故キム・ツァンヨル(Kim Tschang-Yeul)を特集。マドリードの「Veta by Fer Francés」はフィリピンの現代アーティスト、マニュエル・オカンポ(Manuel Ocampo)の絵画を紹介する。
イベント会期中は作品の売買だけではなく、国内外のアーティストやキュレーターらによるアートトークや、社会問題をテーマとした展覧会「Tsubomi 'Flower Bud'」などを開催。また新しいテーマに焦点を当てた大規模なインスタレーションなど、来場者が楽しめるパブリックプログラムを用意している。
なお、入場には有料チケットが必要だ。5月23日(木)までは、通常価格から40%以上割引された「早割券」が発売されている。公式ウェブサイトで確認してほしい。最新情報が届くニュースレターの登録もおすすめだ。Time Out Tokyoでは、Tokyo Gendaiのメディアパートナーとしてさらに15%割引のチケットを提供している。
※11~18時(7日は17時まで)/料金は早割券2,500円、学生1,500円/前売券3,500円、学生2,100円/当日券4,500円、学生2,700円、12歳以下無料