美術の歴史において、「光」の表現は時代とともに変化し続けてきた。その「光」をテーマに、英国「テート美術館」から、選りすぐりの所蔵品が「国立新美術館」に集結。 18世紀末から現代まで、約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡をたどる。
「光の画家」と呼ばれたジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーや、風景画の名手ジョン・コンスタブル。クロード・モネをはじめとするフランス印象派の画家たちによる光の描写の追求から、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品、バウハウスの写真家たちによる実験的な取り組み、そしてブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンら、現代アーティストの作品まで、多彩な内容だ。
異なる時代や地域で制作された約120点もの作品が、相互に呼応するように並ぶ会場構成にも期待したい。
※開催期間は変更になる可能性がある。(2023年2月時点)