骨董通りを少し入ったところにある、岡本太郎の自宅兼アトリエだった2階建ての美術館。設計は、ル・コルビュジエに師事した友人の坂倉準三によるものだ。
1954年から1996年に亡くなるまで生活し、多彩な創作活動を行っていた場所で、未完成のキャンバスや絵筆が残るアトリエや応接、打ち合わせに使われていたサロンは当時のまま公開。今も岡本の息遣いが感じられるだろう。
併設のカフェ「ア ピース オブ ケーク」からは、彼のとっぴな彫刻がたくさん並んだ素晴らしい熱帯庭園が眺められる。あらゆる作品の構想を練り、制作されたエネルギーを体感したい。