害獣のツノや骨、革を使ったアート展が「ボノボ ギャラリー(bonobo gallery)」で開催される。全国各地の農村部で深刻化している野生動物による獣害問題を、9組のアーティストたちが独自の視点で捉え、表現する展覧会だ。
前回の千葉県・鋸南町での開催が好評だったため、今回は規模を拡大した上で、初めて都内で開催する。
蛍光灯からノイズを発生させるパフォーマンスで知られる伊東篤宏や、双子のアーティストデュオ「HAMADARAKA」など、美術家をはじめ、レザーアーティスト、俳優、ミュージシャンといったさまざまなジャンルで活動するアーティストたちが参加予定だ。獣害問題に頭を悩ませる農家と交流しながら創作したという作品に期待が高まる。
また、気に入った作品を購入できるのもうれしい。売上は、作品の素材となる部材を提供した農家とアーティストとで分配するという。
獣害が映し出す人間社会の課題について見つめ直す機会にしてほしい。
※15〜22時(土・日曜は12〜22時)/休館日は月・火曜/入場は無料