森美術館が、3年に1度館外のゲストキュレーターと共に企画する展示。 同展では日本の現代アートシーンを総覧する創造活動の「交差点」として、2004年以来多くのアーティストを紹介してきた。
今年は、1940〜1990年代生まれの日本のアーティスト22組が登場。コロナ禍を経て、変化した生活や環境など、2022年の今に浮かび上がる社会像をテーマに作品が展示される。 青木野枝は、鉄と色ガラスを使って自然現象に想を得た大型立体作品を出展。市原えつこは、コロナ禍での生活環境の変化を起点に奇想天外な未来を志向する。
深いテーマをもつ作品群を鑑賞しながら、現代日本の「これから」について改めて考察を深める良い機会となるだろう。