グラフィックデザイナー・粟津潔の旧自宅兼アトリエである「アワズ ハウス(AWAZU HOUSE)」で、画家の山口幸士の個展が開催。自然光が差し込み刻々と変化する光が魅力的な空間で、出身地である川崎をはじめ、都市の風景を多く描く山口の作品世界が広がる。
10代の頃に出合ったスケートボードから得た視点を基に描かれ、疾走感と浮遊感を持つ山口の作品。明るさと同時に、どこか当てのない不安定さも感じさせる。
今回の川崎を描いた風景画は、どこかで見たことのあるような場所としての抽象性も帯び、鑑賞者の周辺に広がる風景とも重なって見えるだろう。本展を通して、普段過ごしている街や都市に今一度目を向けてみてほしい。
なお、本展は、2024年11月19日(火)~ 12月1日(日)の会期で、「川風のガーデン」でも開催される。
※11〜17時/料金は1,500円、学生1,000円、小・中学生500円