「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭『リボーンアート・フェスティバル(Reborn-Art Festival) 2021-22』が宮城県石巻市と牡鹿半島、女川町で開催している。
3回目となる今回は、2021年夏と2022年春に会期を分けての実施。テーマである「利他と流動性」は、東日本大震災から10年という節目に当たって、地域の内側からの復興と新たな循環を生み出すという目的を見据えて決められた。
総合プロデューサーは小林武史が担当し、インディペンデントキュレーター窪田研二がアートキュレーションを行った。アーティストには片山真理、布施琳太郎、マユンキキら若手から中堅を中心に23組が参加するという充実ぶりだ。
「食」へのこだわりも見逃せない。石巻地域の料理人と連携して地元食材を生かした体験を提供するほか、2021年8月28日(日)には「食」をテーマにしたシンポジウム『RAF シンポジウム2021 〜食にまつわる利他と流動性〜』も開かれた。
入場にはパスポート制を採用しており、購入すると会期中何度でも鑑賞できるのもうれしいところだ。開催時間は会場ごとに異なるので、公式ウェブサイトを参照してほしい。