夏休み期間に合わせて、日本橋の「三井記念美術館」で開催される「美術の遊びとこころ」シリーズの企画展。第8弾の今年は、人間が持つ五感を活用しながら、絵画や工芸品を鑑賞する趣向で展開される。
日本画家の円山応挙や尾形乾山、河鍋暁斎、酒井抱一、沈南蘋(シンナンピン)、鏑木清方などによる同館が所蔵する掛け軸やびょうぶ絵、ふすま絵や工芸品などの名品を、「音を聴いてみる」「香りを嗅いでみる」などのテーマごとに展示。味覚や嗅覚などの五感を通して鑑賞するヒントとともに紹介する。
日本や東洋の古美術に表現された、花の香りや動物の鳴き声を想像したり、描かれた人物の気持ちに思いを寄せたり、あるいは美しい水辺の景色に涼を感じたりと、感覚を研ぎ澄ませてじっくりと鑑賞してほしい。
※10~17時(入場は16時30分まで)/休館日は月曜(7月15日、8月12日は開館)、7月16日/料金は1,200円、学生700円、中学生以下無料