生誕190年記念 豊原国周
幕末から明治にかけての浮世絵師である豊原国周(1835~1900年)の過去最大級の回顧展が「太田記念美術館」で開催。これまで紹介される機会の少なかった知られざる巨匠・国周の、初期から晩年までの作品群約210点を展示する。
大迫力の役者絵や繊細で優美な美人画はもちろん、初期に手がけた武者絵から、風景画、最晩年の子ども絵まで、ジャンルと時代に偏りなく選定された作品を通して、国周作品の魅力に迫る。
注目は、代表作である『具足屋版役者大首絵』シリーズ12点と、初公開の肉筆美人画『遊女とほととぎす』(前期、個人蔵)。また、大酒飲みや破産宣告、117回の引っ越しなど、信じがたいようなエピソードに満ちている人物像も併せて紹介する。
国周の世界をじっくりと堪能してほしい。
※10時30分~17時30分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(2月24日は開館)、2月25〜28日日/料金は1,200円、学生800円、中学生以下無料