古墳時代には作られていたとされる、約1000年もの歴史を持つ日本の刀。「武士の魂」とも呼ばれる武器として、また美術品として長らく鑑賞されてきた。ここ10年ほどで熱烈な愛好家が急増し、その人気は定着しつつあるものの「見方が分からない」「どれも同じに見える」とも言われがちである。
特別展「超・日本刀入門 revive― 鎌倉時代の名刀に学ぶ」は、「入門」とタイトルに掲げられた通り、国宝や重要文化財を含む名刀の数々を通して、刀剣の種類、作り手や地域による特徴、鑑賞時に注目すべきポイントを丁寧に紹介する待望の展覧会だ。
展示室では刀剣とともに、運慶や快慶ら慶派の仏師が鎌倉時代に制作したとみられる、重要文化財「木造十二神将立像」が特別に公開されている。また、大人気ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボレーショングッズが販売されるほか、キャラクター「後家兼光」の等身大パネルと写真撮影もできる。
※10~17時(土曜は18時まで、第3水曜は20時まで)/入館は16時30分まで/休館日は月曜(7月15日・8月12日は開館)、7月16日・8月13日/料金は1,500円、学生1,000円、中学生以下無料