恵比寿の「MEM」で、谷原菜摘子の新作個展を開催。唯一無二の物語を創り上げることを重要視している谷原は、古今東西の民間伝承や神話に関連づけながら、人間社会の暴力、悪意、戦争などを題材に独自の神話を描く。
本展の新作では、顔のない男性を抱きしめる女性、宇宙にむしばまれる身体などの非現実的な光景と、人間の内面に付きまとう小さな闇を表現。また、谷原が人形美術を担当した江戸糸あやつり人形劇団「結城座」の演目「変身」のために制作したポスター原画や、人形のデザイン画も併せて紹介する。
なお、2024年9月14日(土)〜20日(金)には、「上野の森美術館ギャラリー」で、大型の新作油彩を中心に発表する谷原の「どこかでラッパが鳴っている」展が同時開催予定だ。
※13〜19時(9月29日は14時15分〜17時30分以外)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料