「国立西洋美術館」で、クロード・モネ(Claude Monet、1840~1926年)が描いた『睡蓮』の作品20点以上が集う「モネ 睡蓮のとき」が開催。日本初公開作品7点を含む約50点の来日した作品群に、日本国内に所蔵される名画も加え、国内外のモネの名作が集結する。晩年のモネ芸術の極致を紹介する貴重な機会だ。
家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代で最晩年を過ごしたモネ。その中でモネの最たる創造の源となったのは、フランス・ジヴェルニーの自邸の庭に造られたスイレンの池に、木々や空、光が一体となって映し出される水面であった。そして、この主題を描いた大装飾画の構想が、最期の時に至るまでモネの心を占めることになった。
本展の中心となるのは、この2メートルを超える大画面の『睡蓮』の数々。モネの世界に浸る、本物の没入体験が待っているだろう。
※9時30分~17時30分(金・土曜は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜、1月14日(1月13日、2月10・11日は開館)/料金は前売り2,100円、大学生1,300円、高校生900円/当日2,300円、大学生1,400円、高校生1,000円(12月24日〜27日、1月2〜17日は無料)、中学生以下無料