印象派の巨匠 クロード・モネが代表作「印象・日の出」を発表し、1874年に第1回印象派展が開催されてから150年。これを記念し、国内外のモネの代表作のみで構成される特別展が「上野の森美術館」で開催される。
モネは「睡蓮」や「積みわら」のように、同じ場所とテーマを天候や時間、季節を通して描く「連作」を発表してきた。本展では、印象派の絵画表現へと至る前の作品群も紹介しながら、彼の代名詞とも言える「連作」を手がけるまでの過程とその生涯を丁寧に紹介する。
また、当時フランスの画家にとってほぼ唯一で最大の作品発表の機会だったサロン(国が主催する公募展)から距離を置き、仲間らと新たな表現を模索したが、そのきっかけとなった人物画の大作「昼食」が日本初公開となる。
海外30館以上を含む国内外40館以上から作品が集結する、夢のような機会を見逃さないでほしい。