「モダン」をテーマにさまざまなジャンルの作品を紹介する展覧会が「東京都庭園美術館」で開催。1910〜1930年代のヨーロッパや日本で出現した装飾芸術・モダンデザインを軸に展開された絵画、彫刻、家具、食器、洋服、建築に至るまで約400点におよぶ資料や作品を展示する。
同展は、年代別に4つのセクションから構成される。第1章(1900年〜1913年)、第2章(1914年〜1918年)では主に19世紀末に設立された「ウィーン工房」を起点に起きたファッションや装飾の新傾向について掘り下げていく。
第3章(1919年〜1925年)、第4章(1926年〜1938年)ではドイツの「バウハウス」を中心とした、フランスや日本のモダニズム、ファッションにおけるモダンデザインなどを紹介していく。
同展は「豊田市美術館」「島根県立石見美術館」「東京都庭園美術館」の3館を巡回して行われており、各館所蔵のコレクションとともに同時代を回想することも鑑賞の醍醐味(だいごみ)となる。
オンラインによる事前予約制のため、注意しよう。