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タイムアウトレビュー

大阪を拠点に活動をしていた現代美術ギャラリーが、2010年に恵比寿にある「ナディッフ アパート(NADiff A/P/A/R/T)」の3階に移転した。

1980年代の関西の作家紹介から出発し、新しい世代から中堅、ベテランまで重要な「表現」を、年間7、8回の展覧会と国内外のアートフェアで紹介。写真から、絵画、彫刻、ビデオまで幅広い作品を展示する。

詳細

住所
東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3階
Tokyo
アクセス
JR山手線『恵比寿』駅(東口)徒歩6分
営業時間
展示により営業時間が異なる

開催中

名古屋:前衛写真の系譜 1930〜50年 坂田稔、後藤敬一郎、高田皆義、田島二男、服部義文、山本悍右

恵比寿「MEM」で、名古屋を中心にして興った前衛写真運動にフォーカスした展示が開催。運動に関わった主要な写真家、坂田稔、後藤敬一郎、高田皆義、田島二男(たじま・つぎお)、服部義文、山本悍右(やまもと・かんすけ)の、戦前から戦後初期の作品群を紹介する。 1934年、坂田が名古屋市で開いたカメラ写真用品店で、前衛作家集団「なごや・ふぉと・ぐるっぺ」が結成された。1937年には本場のシュルレアリストたちの作品が日本で本格的に紹介され、シュルレアリスムや前衛芸術表現が勃興。坂田は、写真雑誌で積極的に論考を発表し、前衛写真運動の理論的支柱になった。 その後、1939年に坂田らが「ナゴヤ・フォトアヴァンガルド」を結成。当時の社会情勢下において、前衛表現が弾圧され、報道写真が奨励される中で、ナゴヤ・フォトアヴァンガルドは坂田が民俗学的な写真にシフトするようになったこともあり、同年11月には解散する。戦後、前衛写真家集団「VIVI社」が1947年に形成され、名古屋の前衛写真家たちは戦後社会で新しい表現を模索していった。  本展では、写真家たちが時代の波に翻弄(ほんろう)されながらも、戦前から戦後にかけてそれぞれの写真表現を追求した軌跡を追う。 また、2025年1月26日(日)にはトークイベント「沈黙か転向か-前衛の戦前/戦後」(税込み1,200円、定員20人、要予約)が行われる。14〜17時の間は通常の作品鑑賞ができないので、注意してほしい。 ※13〜19時/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料
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