上野の「国立西洋美術館」本館の設計などで知られるフランスの建築家、ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887~1965年)は、実は数多くの美術作品も残している。そんなル・コルビュジエの油彩や素描、版画などを展示する特別展が、虎ノ門の「大倉集古館」で開催される。
ル・コルビュジエが掲げていた「人を幸せにする建築をつくる」という理念に共感した大成建設は、1990年からコレクションを始め作品群を所蔵している。これまでも国立西洋美術館の常設展示室で、度々展示されてきた。本展ではおよそ30年ぶりに、約130点というまとまった点数を紹介する。
世界有数の所蔵数を誇る「大成建設ル・コルビュジエ・コレクションs」を通して、彼の創作活動の根底にあった、絵画への情熱をじっくりと鑑賞したい。
10~17時(金曜は19時まで)/入場は閉場の30分前まで/休館日は月曜/料金は1,500円、学生1,000円、中学生以下無料