「静嘉堂@丸の内」で、美人画と並ぶ浮世絵の二大ジャンル・役者絵に注目する展示が開催。近世初期風俗画の優品『歌舞伎図屏風』を皮切りに、初期浮世絵から錦絵時代、明治錦絵まで、同館コレクションのみで役者絵の歴史を網羅する。
見どころは、浮世絵界の重鎮・歌川国貞による超絶細密画で歌舞伎の神髄を描く『芝居町 新吉原 風俗鑑』の一挙公開だ。また、国貞の弟子で「明治の写楽」と称せられた豊原国周の、今刷ったように美しい錦絵帖を初公開する。
歌舞伎を描いた、秘蔵の浮世絵が並ぶ本展を満喫してほしい。
※10〜17時(土曜は18時まで、2月19日、3月19・21日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜、2月2・25日(2月10・24日は開館)/料金は1,500円、学生1,000円、中学生以下無料