17世紀オランダ絵画を代表する作品、フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』。光と影の画家と呼ばれるフェルメールの光の描写が確立し始めた初期の傑作だ。
1979年のX線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、大規模な修復プロジェクトを経て、絵は完全に復活した。修復後の作品を展示する今回の絵画展は、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いで世界初公開となる。
さらに修復プロジェクトの過程を映像などで紹介すると共に、レンブラント、メツー、ファン・ライスダールなどドレスデン国立古典絵画館が誇る17世紀オランダ絵画コレクション約70点も展示される。長い絵画の歴史に思いを馳せる充実した時間となりそうだ。
混雑緩和のため日時指定予約制を導入しているので、来館前にチケット情報を確認しておこう。
※9時30分〜17時30分/定休日は月曜、2月14日、3月21日は開室/入室は閉室の30分前まで/公式イベントページはこちら