舞台美術やプロダクトデザインなどを手がけながらも、生涯を通じて彫刻家であり続けたイサム・ノグチの展覧会が開催。
本展では、本人が追求し続けた「彫刻とは何か」というテーマに沿った作品や、ちょうちんにヒントを得た光の彫刻『あかり』を150灯を使ったインスタレーション、金属彫刻のシリーズと遊具彫刻を融合させた体験型展示などが登場する。
「ノグチ芸術の到達点」といわれる晩年に制作した石彫を間近で鑑賞できるのは、またとない機会だろう。「庭園」の存在が欠かせない彼のアトリエを体感できる空間に注目したい。