好きな人やものをさまざまな形で応援する行為「推し活」をテーマとした展示が、「早稲田大学演劇博物館」で開催中だ。
実は世界各地で古くから行われてきた「推し活」。イギリスのシェイクスピア時代の演劇はパトロンという存在によって大きく発展したという歴史があり、歌舞伎は庶民の熱烈な人気によって支えられ、江戸時代最大の娯楽となった。
本展では、同館が所蔵する100万点もの資料から、「集める」「共有する」「捧げる」「支える」の4章を通して、近年話題の「推し活」をひもとく。それぞれの時代やジャンルにおいてどのような観客が存在し、どのように応援をしたのか。時代や国を超え、展示内容に大いに共感できるだろう。