阿波座駅の西方、木津川のほとりに建つ、文化のための公共施設。ギャラリーや多目的ルーム、音響照明設備を備えたスタジオなどを貸し出しているほか、文化芸術に関する相談事業や、ワークショップなどのプログラムも実施している。地下階には、アート系の古本屋やテラスを望むカフェ、休憩スペースなどを併設する。
また、大阪府が所蔵する約7900点におよぶさまざまな美術作品の管理も行っており、同施設でも年に数回開催される企画展示などの機会に観覧することができる。
大阪のモダニズム建築らしい丸みを帯びた建物は、1938年に大阪府工業奨励館の附属棟として建てられたものだ。改修を経て2012年にオープンした同施設は、大阪における数少ない戦前期のモダニズム建築としても貴重な存在となっている。