1. 驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―
    画像提供:横須賀美術館初代 宮川香山《高浮彫桜ニ群鳩花瓶》(対の内左) 1871-82年、陶磁器、田邊哲人氏蔵(神奈川県立歴史博物館寄託)
  2. 驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―
    画像提供:横須賀美術館高橋由一《墨水桜花輝燿の景》1874年、油彩・カンヴァス、府中市美術館蔵
  3. 驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―
    画像提供:横須賀美術館木下晋《鮭》1993年、鉛筆・ケント紙、平塚市美術館蔵

驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―

  • アート
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タイムアウトレビュー

神奈川県の「横須賀美術館」で、江戸・明治期以降の工芸や絵画から現代アートまで、幅広いジャンルの中から細密表現をキーワードにした企画展を開催。えりすぐりの作品約100点を紹介する。

1859年、江戸幕府が開港場と定め、居留地として政策的に都市が造り出された横浜。明治期には「横浜焼」と呼ばれる陶磁器の一大生産地となり、輸出された製品の精巧な細工やデザインは欧米の人々を驚かせたという。また、日本における洋家具発祥の地ともいわれており、洋家具をもとに龍や松竹梅、鳳凰(ほうおう)などの精密な彫刻を施した和洋折衷の彫刻家具も製作・輸出された。

本展では、近年再び日本に里帰りしている「横浜焼」や、個人蔵の品が多く非常に貴重な彫刻家具の数々を展示。須田悦弘や前原冬樹ら現代作家の作品との競演も非常に楽しみだ。

※10~18時(入場は閉場の30分前まで)/定休日は5月13日、6月3日/料金は1,300円、65歳以上・大学・高校生1,100円、高校生(横須賀市内在住または在学)・中学生以下無料

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