アートの祭典「横浜トリエンナーレ」の開催に併せて毎回おこなわれてきた、大規模な連携企画展「BankART Life」。2004年から20年にわたり、横浜のオルタナティブなアートスペースとして活動を続けてきた「BankART1929」の新拠点「BankART Station(バンカートステーション)」を基点に、公共空間や店舗など人々が日常的に過ごす空間に作品を展開する。
直径2メートルの土玉が印象的な柳幸典の作品「Ground Transposition」と、川俣正の作品「Nest」が、会場入り口のあるみなとみらい線新高島駅の地下1階に出現。これまでの20年間にBankARTで大型個展を開催してきたアーティストたちとともに、気鋭の作家たちが都市に挑んだ作品を紹介する。
参加アーティストは淺井裕介、岡﨑乾二郎、片岡純也+岩竹理恵、小林椋、鷹野隆大、中谷ミチコ、三田村光土里、葭村太一、blanClass+神村恵など42組を予定している。
会場となるのは、BankART Stationを起点にした、みなとみらい21地区、関内地区、ヨコハマポートサイド周辺地区の3つのエリア。多様なガイドたちによるツアーも行われる。さらに、かつて周辺が生糸貿易の中心地だった馬車道駅コンコースでは、石内都の「絹の夢-silk threaded memories」を紹介する。