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BankART KAIKO

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タイムアウトレビュー

歴史的建造物の復元施設内にあるアートスペースで、さまざまな展覧会やパフォーマンスなどを実施。また、カフェ、パブ、ショップなどを併設し、作品鑑賞後も余韻を楽しめる。

詳細

住所
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK & WHITE 1階
Kanagawa
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線『馬車道』駅(2a出口)徒歩1分
営業時間
11時00分〜19時00分/定休日は不定休

開催中

BankART Under 35

2008年からスタートした、35歳以下のアーティストを紹介する個展シリーズ「BankART Under 35」。今回は公募制で、6人の個展を3期に分けて開催する。 第1期は、掃除道具や植物、料理などを素材に、目に見えにくい対象の生存と適応力に焦点を当て、人間や地球の疲労をユーモアで表現する野口雅俊が、ブルース、生命力、循環するもの、そして去っていくもの、つまり季節ににまつわる作品を発表。「内なる風景」をテーマに長年制作に取り組んでいる易雅静は、セロハンテープや編み袋、樹脂などを使って「自然」にあるかすかな痕跡を捉え、「自然」と「不自然」のバランスを取りながら、「自然」を再構築する。 第2期は、遊戯的な行為と体を手がかりに、暗渠(あんきょ)、ビルの天井裏、古墳、空き地など、都市や建築の周縁的領域にアプローチを試みている阪中隆文が、展覧会場で「地面に足をつけない」というルールを自身に課し、登山ロープや日用品などで空間を構成。もう1人は、自分の髪の毛をセメントで固めてみたり、一日中歩き続けてしゃべり続けてみたりしたらどうなるのか、体当たりのパフォーマンスを行うヤマモトコウジロウという興味深い組み合わせだ。 第3期は、2011年から路上で採集した銅板やブリキ、さびた鉄といった都会の漂流物を素材として、香具師の隠語で金物や明かりを示す造形物である「てっかり」を制作する東亨が決定。絵画という「一場面」での表現をあえて選んで語ることをどのように続けていくのか、また絵画そのもの、絵画自身の迎える結末や、幸福について考え、表現に取り組む泉桐子がラインアップする。 作家の次なるステップアップを目指した展覧会に、足を運んでみては。 ※11〜19時/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は400円(カタログ2冊付き)、中学生以下無料

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