江戸時代から現代まで、犬と猫を題材とした名作を紹介する展覧会が「山種美術館」で開催中だ。併せて、身近な動物を描いた作品も展示している。
本展で初公開となる「《洋犬・遊女図屛風》(個人蔵)」は、当時日本では珍しかった洋犬が描かれている貴重な作品。ほかに、江戸時代を代表する日本画家の俵屋宗達、伊藤若冲、歌川国芳や、明治以降の竹内栖鳳、川端龍子、藤田嗣治、現在活躍中の山口晃など、多彩な画家たちによる犬と猫を題材とした名品を展示される。
特集展示では、菱田春草の「《柏ニ小鳥》」を初公開。横山大観や上村松篁による、花鳥画の名品も展示する。さらに館内では、「ゆるかわ犬」として人気の「長沢芦雪《菊花子犬図》(個人蔵)」と、美術館のレジェンド猫「竹内栖鳳《班猫》【重要文化財】(山種美術館)」を、自分のスマートフォンで撮影できる特別コーナーもある。
時空を超えて、動物たちに癒やされに出かけてみては。
※10~17時(入場は閉場の30分前まで)/休館日は月曜/料金は1,400円、大学・高校生1,100円、中学生以下は無料/会期中一部展示替えあり