19世紀末から20世紀初頭、ヨーロッパで花開いた芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表するアルフォンス・ミュシャ(Alfons Maria Mucha、1860~1939年)。画家のみならずデザイナーとしても活躍したミュシャの作品世界を紹介する企画展が、神奈川県の「茅ヶ崎市美術館」で開催される。
19世紀末のパリ、チェコ出身のミュシャは、舞台女優サラ・ベルナール(Sarah Bernhardt)の演劇「ジスモンダ」の宣伝ポスターを描いて時代の寵児(ちょうじ)となった。本展では、ミュシャが手がけたポスターや装飾パネル、デザイン集、ポストカードや切手、紙幣、商品パッケージなどの多様な作品を通して、ミュシャの画業をたどる。
会期中は本展の企画に協力したコレクターのゲストトークや、同館館長によるギャラリートークも予定されている。時代を超え、今も多くの人の心を捉えるミュシャの作品群を存分に楽しもう。
※10~17時(入館は16時30分まで)/休館日は月曜(7月15日、8月12日は開館)、7月16日、8月13日/料金は1,200円、学生1,000円、市内在住65歳以上600円、高校生以下無料