動く彫刻である「モビール」を発明し、近代彫刻の概念を一変させたアレクサンダー・カルダー(Alexander Calder、1898〜1976年)の展覧会が「麻布台ヒルズ ギャラリー」で開催。東京での展覧会開催は35年ぶりだ。
フランスの芸術家、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)が1931年に名付けたモビールは、フランス語で「動き」や「動因」を意味する言葉だ。本展ではカルダーの代表作とも言えるモビールを中心に、カルダー財団所蔵の作品約100点を公開する。
彫刻以外にも、絵画やドローイング、版画、宝飾品など、数多くの作品を制作し幅広い分野で活躍した彼の作品世界を堪能できるだろう。 なお本展は、業界をけん引する国際的なアートギャラリー「ペースギャラリー(Pace Gallery)」との共催。日本初の拠点を麻布台ヒルズに3フロアにわたってオープンさせた同ギャラリーの、今後の動向も見逃せない。
※10~18時(金・土曜・祝日は19時まで)/入場は閉館の30分前まで/休館日は6月8日・7月4日・8月6日/料金は前売り1,100円、学生1,000円、高校生800円/当日1,500円、学生1,200円、高校生1,000円、中学生以下無料