国内外で活動する画家、青木聖吾の個展が開催。
青木は、「丸三角四角、赤青緑」の3要素を用い、数カ月から数年かけて点描でキャンバスに描き重ねていくスタイルで作品を制作する。その技法からは、理論的設計の絵画というより、筆のタッチに込められた作家自身のメッセージや思いが感じられる。
本展では、青木の身近な知人やウェブ上で発見した見知らぬ人物の画像、歴史的な一場面を収めた写真などをモチーフにした作品が出展され、自己と他者との関係性や世界と人間存在の意味を問う。
長期間にわたって描かれた、丁寧かつ繊細な表現に注目してもらいたい。